【テコンドー】東京オリンピック|日本代表選手候補は誰?(男女別)

投稿日:2017-05-21 更新日:


競技人口は7,000万人といわれる韓国で生まれたスポーツ、格闘技のテコンドー。オリンピックではキョルギ(組手)が正式種目として採用され、日本国内にはオリンピックへの出場を目指す10代から20代の選手が数多くいます。

今回は2020年の東京オリンピック、テコンドー競技の日本代表選手候補を男女別でご紹介します。

東京オリンピック2020 テコンドーの日本代表選手候補は誰?男子

オリンピックでの男子テコンドーの階級は体重別で4つに分かれていますが、本来は8つの階級です。ここでは、2017年5月現在で登録されている階級でご紹介します。

【鈴木 セルヒオ(すずき せるひお)】
生年月日:1994年10月9日
身長:177cm
体重:61kg
出身地:神奈川県
所属:東京書籍(株)

58kg級の選手です。

日本人の父親と南米のボリビア出身の母親の間に生まれ、5歳の時に家族とともにボリビアへ移住しました。現地でテコンドーと出会い、高校はテコンドーの本場である韓国の漢城高校へ留学します。大学は日本へ戻り、テコンドーの強豪校である大東文化大学へ進学しました。

2013年、2014年の全日本学生テコンドー選手権大会(58kg級)を2連覇、2015年、2017年の全日本選手権(58kg級)で優勝しました。
リオオリンピック出場がかかった2016年アジア大陸予選では惜しくも3位となり、オリンピック出場を逃しました。2020年東京オリンピックの出場に期待がかかります。

【前田 寿隆(まえだ としたか)】
生年月日:1997年1月29日
身長:170cm
体重:63kg
出身地:愛知県
所属:大東文化大学

58kg級の選手です。

2010年全日本ジュニアテコンドー選手権大会の中学生男子フェザー級で3位、2011年はライト超級で優勝しました。高校時代は63kg、63kg超級で優勝しましたが、現在は58kg級で試合に出場しています。
2016年、リオオリンピックの日本代表選手最終選考会では鈴木選手に敗れ惜しくも2位でした。オリンピック出場を逃しました。同年、2016年全日本学生選手権大会(58kg級)で優勝しています。
58kg級は有望な選手が多く日本代表選手となるには勝ち抜かなければいけませんが、2020年東京オリンピックの出場に期待がかかります。

【小山内 海斗(おさない かいと)】
生年月日:1998年5月18日
身長:183cm
体重:63kg
出身地:神奈川県
所属:クラーク記念国際高等学校

63kg級の選手です。

ジャッキー・チェンに憧れて6歳からテコンドーを始めました。
中学3年生の2013年と翌2014年の全日本ジュニアテコンドー選手権大会(55kg級)で3位に入り、2015年は高校生男子の59kg級で初優勝、2016年は63kg級でも優勝しました。同年、全日本選手権大会(63kg級)も優勝しています。
2016年4月、初めての国際大会であるアジア選手権大会に出場しました。
ジュニア選手権大会を初優勝してから、ゲン担ぎとして試合の一週間前には必ず温泉に行くそうです。

【本間 政丞(ほんま まさのじょう)】
生年月日:1996年1月6日
身長:179cm
体重:69kg
出身地:新潟県
所属:大東文化大学

63kg級の選手です。

5歳から空手を始めましたが、高校1年生の時にオリンピックの金メダルを目指すためにテコンドーへ転向しました。大学はテコンドーの強豪校である大東文化大学に進み、テコンドー部の副主将も務めました。
2016年、2017年全日本学生選手権大会(68kg級)を優勝して二連覇しています。
全日本テコンドー選手権大会では、階級を1つ下げて63kg級で出場し、2015年と2017年は2位、2016年は3位でした。

【山田 亮(やまだ りょう)】
生年月日:1995年1月14日
身長:171cm
体重:68kg
出身地:新潟県
所属:(株)ソケッツ

68kg級の選手です。

5歳から空手を始め、高校生の時に世界大会で2位となりました。足技が得意であったため、高校2年生の時にテコンドーへの転向を勧められ、大学はテコンドーの強豪校である大東文化大学に進学しました。
転向して間もなく2013年全日本学生テコンドー選手権大会(68kg級)で優勝、2015年の全日本テコンドー選手権大会(68kg級)では2位となりました。
リオオリンピック出場がかかった2016年アジア大陸予選では9位となり、オリンピック出場を逃しました。2020年東京オリンピックの出場に期待がかかります。
58kg級の鈴木選手とは大学の同期であり、切磋琢磨してきた戦友ともいえる間柄だそうです。

【濱田 康弘(はまだ やすひろ)】
生年月日:1992年8月30日
身長:185cm
体重:67kg
出身地:佐賀県
所属:ベストアメニティスポーツ部

68kg級の選手です。

女子57kg級の濱田真由選手は妹であり、弟もテコンドーの選手です。
全日本選手権大会では2013年から2015年まで63kg級で三連覇、2016年では階級を1つ上げ68kg級で優勝しました。2017年も同階級で優勝し連覇しました。
大学3年生の2014年、仁川(韓国)のアジア競技大会では63kg級で出場しました。
2016年アジア選手権大会では68kg級でベスト8に進出しています。

【澤田 一輝(さわだ かずき)】
生年月日:1994年2月5日
身長:178cm
体重:68kg
出身地:愛知県
所属:大阪経済法科大学

68kg級の選手です。

小学6年生でテコンドーを始め、高校はテコンドーの本場韓国で名門の漢城高校へ進みました。
ロンドンオリンピックのアジア予選に出場しますが、オリンピック出場は叶いませんでした。その後、競技を1年間離れてから復帰した後の2014年と2015年の全日本テコンドー選手権大会(68kg級)で優勝して二連覇しました。
「2020年の東京オリンピックに向けてピークを持って行きたい」と、東海愛知新聞(2014年)のインタビューで抱負を語っています。

東京オリンピック2020 テコンドーの日本代表選手候補は誰?女子

【岸田 留佳(きしだ るか)】
生年月日:1999年8月18日
身長:163cm
体重:49kg
出身地:埼玉県
所属:県立鶴ヶ島清風高等学校

49kg級の選手です。

小学2年生からテコンドーを始め、小学6年生の時には全国制覇をして天才少女といわれてきました。小学生の時から将来は「オリンピックに出場」したいという目標を持っているそうです。

2013年全日本ジュニアテコンドー選手権大会で優勝、2014年は準優勝でした。
2014年世界ジュニアテコンドー選手権大会、2016年アジア選手権大会へ出場しました。2016年全日本選手権大会(46kg級)では優勝して大会優秀選手賞も受賞、同年の全日本ジュニアテコンドー選手権(高校女子)では階級を1つ上げ、49kg級で優勝しました。2020年の東京オリンピックへの出場と活躍が期待されています。

【松井 優茄(まつい ゆうな)】
生年月日:1994年3月22日
身長:167cm
体重:49kg
出身地:埼玉県
所属:(株)ムジャキフーズ

49kg級の選手です。

小学2年生の頃からテコンドーを始め、2013年から韓国人コーチの指導を受けるようになってから急成長し、試合でも上位の成績をおさめるようになりました。

2014年全日本テコンドー選手権大会で2位、全日本学生テコンドー選手権大会で優勝しました。2015年の全日本テコンドー選手権(46kg級)では優勝、テコンドー世界選手権大会(46kg級)にも出場しました。

オリンピックでは46kg級はないので、49kg級に階級を上げました。
リオオリンピック出場がかかった2016年アジア大陸予選では初戦敗退、オリンピック出場を逃しました。2020年東京オリンピックの出場に期待がかかります。

弟が2人いてその内の1人が男子54kg級の松井 隆弥選手です。
また、松井選手といえば試合でも化粧を欠かさないことでも有名です。女子の格闘技選手の多くは素肌で試合に臨みますが、練習、試合問わずに化粧を欠かしません。これは「それは譲れない。(化粧しないと)気持ちが入らない」と、松井選手にとって試合に臨む大事なこだわりのようです。

【長野 聖子(ながの きよこ)】
生年月日:1995年9月1日
身長:171cm
体重:53kg
出身地:大分県
所属:東亜大学(韓国)

53kg級の選手です。

大分県テコンドー協会の現理事長である父親から、4歳の時にテコンドーを習い始めました。高校時代にはジュニアの日本代表になりました。
大学はテコンドーの本場である韓国の東亜大学に進学しています。
近年、全日本テコンドー選手権大会では2位が続いていましたが、2017年は優勝しました。2020年東京オリンピックを目指しており、2017年は「五輪に向けて経験を積む年」と位置付けて世界各国で行われる大会に出場する予定です。

【濱田 真由(はまだ まゆ)】
生年月日:1994年1月31日
身長:174cm
体重:57kg
出身地:佐賀県
所属:ミキハウス(株)/徳山大学

57kg級の選手です。
小学1年生からテコンドーを始め、高校からは元日本代表の古賀剛から指導を受けています。

2010年世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得、2011年全日本テコンドー選手権大会(57kg級)は初出場で優勝という快挙を達成しました。以降、2015年まで連覇、2017年には再び優勝しています。
2014年仁川(韓国)のアジア競技大会では銀メダルを獲得しました。
2015年 WTF世界選手権大会では日本人選手として初の金メダルを獲得しました。

オリンピックは2012年のロンドンオリンピックでは5位入賞、2016年のリオオリンピックでは9位でした。
2020年東京オリンピックの出場が決まれば、3大会連続の出場となります。

高校卒業後、競技を続けながら就職しましたが教育免許取得のため徳山大学に進学し、さらに2015年にはプロに転向して2016年からミキハウス所属となっています。

 

まとめ

オリンピックのテコンドー競技における日本人選手の活躍は、正式種目と採用された2000年のシドニーオリンピックの岡本依子選手(女子67kg級)の銅メダルです。
以降、毎回出場はしていますが2012年ロンドンオリンピックの濱田真由選手の5位入賞が最高位です。
2020年東京オリンピックでは日本人選手の活躍とメダルの獲得を期待したいですね。

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