【スポーツクライミング】東京オリンピック|日本代表選手候補は誰?(男女別)

投稿日:2017-06-11 更新日:


山岳地帯の多い日本には20世紀初めからクライミングの歴史があります。
そういった背景もあり、スポーツクライミングが競技となった初期から現在に至るまで世界トップレベルの選手が数多くいます。

今回は、2020年東京オリンピックでのスポーツクライミング競技の日本代表選手候補を男女別でご紹介します。

東京オリンピック スポーツクライミングの日本代表選手一覧

男女 選手名 生年月日
女子 野口啓代 30 1989/5/30
男子 楢崎智亜 23 1996/6/22

東京オリンピック2020 スポーツクライミングの日本代表選手候補は誰?男子

【藤井 快(ふじい こころ)】
生年月日:1992年11月30日
身長:175cm
体重:65kg
出身地:静岡県
所属:B-PUNP

13歳からクライミング始めました。

最初はリードを中心に大会に参加、2010年JOCジュニアオリンピックカップで3位になるなど国内大会で上位の成績をおさめました。
2012年頃からボルタリングにも挑戦、年々順位を上げ2016年にはワールドカップを2大会優勝して年間ランキング2位となり、2017年ワールドカップ(スイス)も優勝しました。
国内では、2016年、2017年ボルダリング・ジャパンカップでは連覇(大会初)、リードでも2016クライミング日本選手権で4位となるなど好成績です。

2020年東京オリンピックのスポーツクライミングは、3種目複合競技なのでリードとボルダリングの両方で活躍する藤井選手は、メダル獲得の可能性が十分にあります。

【是永 敬一郎(これなが けいいちろう)】
生年月日:1996年2月16日
出身地:埼玉県
所属:日本体育大学

ジュニアの時からリードで活躍している選手です。
JOCジュニアオリンピックカップ大会では、2008年7位に始まり2010年は2位、2012年は優勝しました。
2015年、2016年のIFSCクライミング・アジア選手権で連覇しています。
ボルダリング、スピードでも国際大会に出場していますが、スピードは30位、ボルダリングは7位が最高位です。

【楢崎 智亜(ならさき ともあ)】代表決定!
生年月日:1996年6月22日
身長:169cm
体重:58kg
出身地:栃木県
所属:TEAM au

幼い頃は器械体操をしていましたが、兄の影響で10歳からクライミングを始めました。
ジュニア、ユース時代はリードを中心に大会に出場しており、2011年のJFAユース選手権、JOCジュニアオリンピックカップ大会では3位という好成績でした。
高校からはボルダリングでも大会に出場して徐々に頭角を現し、卒業後は大学へ進学せずプロのフリークライマーの道へ進みました。

2015年IFSCクライミング・アジアユース選手権のボルダリングで優勝、同大会のスピードでは3位となりました。
2016年のワールドカップは2大会優勝、3大会準優勝したほか、世界選手権パリで優勝、アジア選手権では準優勝するなど大活躍して年間チャンピオンとなりました。(いずれもボルダリング)

世界選手権で、見事優勝し2020年東京五輪の日本代表に内定しました!!

東京オリンピック2020 スポーツクライミングの日本代表選手候補は誰?女子

【野口 啓代(のぐち あきよ)】代表決定!
生年月日:1989年5月30日
身長:165cm
体重:49kg
出身地:茨城県
所属:TEAM au

※2019/8/20に東京都八王子市のエスフォルタアリーナ八王子で世界選手権女子複合の決勝が行われ、日本選手トップの2位となり、スポーツクライミング協会の選考基準を満たし、東京オリンピック代表に内定、また、スポーツクライミングの日本代表第1号となりました。

2000年、家族旅行で訪れたグアムでフリークライミングを体験したことをきっかけにクライミングを始めました。翌2001年、全日本ユース選手権に出場、中高生を抑えて優勝し“天才少女の出現”と話題になりました。
その後、ジャパン・ツアーのリードで好成績をおさめ、2004年JOCジュニアオリンピックカップ大会ではリードで優勝。以降、2017年までリード・ボルダリングともに出場した国内の大会の殆ど優勝しており、まさにクライミングの女王です。

海外でも2008年IFSC世界ユース選手権シドニー2008で優勝(リード)、2010年にはワールドカップ2大会優勝(ボルダリング)をはじめ、国際大会においてもリード・ボルダリングの2種目で数多くの入賞やメダル獲得をしています。
2009年、2010年、2014年、2015年とワールドカップの年間優勝を4度も獲得しています。

また世界選手権で、優勝し2020年東京五輪の日本代表に内定しました!!

【野中 生萌(のなか みほう)】
生年月日:1997年5月21日
身長:162cm
出身地:東京都
所属:TEAM au

9歳の時に父親の影響でクライミングに出会いました。
幼少の時からクラシックバレエや器械体操を続けていたこともあり、ボディバランスとダイナミックな動きを武器として、JOCジュニアオリンピックカップ大会やJFAユース選手権などで上位の成績を残します。

2013年、15歳の時にワールドカップ日本代表(リード)に初選出されるようにリードを主としていましたが、2014年からはボルダリングにも本格的に転向しました。
同年のワールドカップに参戦し世界ランキング5位となり、IFSCクライミング・アジア選手権(インドネシア)では優勝しました。
2015年には世界ランキング3位、2016年は世界ランキング2位と着実に世界トップへと上っています。

2016年IFSCクライミング・アジアユース選手権ではボルダリングで優勝、スピードで2位となっており、3種目複合競技となる2020年東京オリンピックでの活躍に期待がかかります。

【戸田 萌希(とだ ほまれ)
生年月日:1999年4月21日
身長:157cm
出身地:山梨県
所属:駿台甲府高校

6歳の時に登山好きの父親の影響でクライミングを始めました。
都市部と違って地方では近くに練習環境がないため、13歳の時に祖父と父親が自宅の屋根裏にボルダリングの壁を作ってくれました。ここで生み出されたのが、戸田選手の最大の武器である“世界トップレベルの指の力”だそうです。

2013年JOCジュニアオリンピックカップ大会で2位(リード)、2016年全日本クライミングユース選手権では1位(ボルダリング)となり、国内大会ではリードとボルダリング2種目で上位の成績を残しています。
高校入学後からワールドカップなど海外の大会にも出場し、2016年IFSCクライミング・アジアユース選手権(イラン)では、ボルダリングとリードで優勝、スピードでは7位という成績でした。
まだまだ成長を続ける戸田選手は、2020年東京オリンピックへの出場に期待がかかります。

 

まとめ

意外と知られていないのですが、日本は古くからスポーツクライミングの強豪国です。特にボルダリングが強いのですが、スピードは国内に専用施設が殆どなく練習する機会が少ないそうです。
2020年東京オリンピックでは3種目複合となるので、選手たちがスピードにも強くなると男女ともに金メダルの獲得が大いに期待できそうです。

以上、「東京オリンピック2020 スポーツクライミングの日本代表選手候補は誰?(男女別)」でした。

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