東京オリンピック2020のスケートボードの日本代表選手候補(男女別)

投稿日:2017-06-09 更新日:


20世紀半ばにアメリカで誕生したスケートボード。何回かのブームを経て日本でも一般的となり、最近では海外の大会で活躍する選手も増えてきました。
中には、2020年の東京オリンピックでもメダル獲得に期待がかかる選手もいます。

今回は、スケートボード競技の日本代表選手候補を男女別でご紹介します。

東京オリンピック2020 スケートボードの日本代表選手候補は誰?男子

【瀬尻 稜(せじり りょう)】
生年月日:1996年12月11日
身長:178cm
体重:67kg
出身地:東京都

レギュラースタンス(左足が前の乗り方)、種目はストリートです。

5歳の時に父親にスケートボードを買ってもらって始めました。
6歳で初めて大会に出場、7歳でジュニア大会優勝、8歳でアマチュア大会を優勝して9歳の時にプロスケートボーダーとなりました。

AJSA(日本スケートボード協会)主催の日本プロツアーでは2006年、9歳の時に初優勝して以来何度も優勝・準優勝しています。
11歳でAJSAの史上最年少グランドチャンピオンとなりました。
「X(エックス)ゲーム・アジア」では2012年に3位となりました。
2013年にはスケートボードのワールドカップでは、チェコとフランスの2大会で優勝するなど世界的に活躍しています。

2020年東京オリンピックで日本代表に選ばれる可能性が高く、テレビ番組などでも取り上げられています。

※「Xゲーム」とは、速さ・高さ・危険さ・華やかさなどの“エクストリーム”要素を持ったアクション要素の強いスポーツを集めた競技大会。スケートボード以外にもBMX、スノーボードなどが種目として行われています。アメリカを中心に全世界でテレビ放送されとても人気があります。

【堀米 雄斗(ほりごめ ゆうと)】
生年月日:1998年1月17日
身長:155cm
体重:45kg
出身地:東京都

グーフィースタンス(右足が前の乗り方)、バーチカル・ミニランプ・ストリートと複数の種目を高いレベルで行うオールラウンダーです。

スケートボードは5歳から始めました。
小学生の時から国内大会で常に上位の成績をおさめ、2013年にはAJSAのバーチカル選手権で優勝しました。2014年AJSA日本プロツアーでは、バーチカルとパークスタイルの両部門で優勝しました。

現在はXゲームなどの国際大会を中心に参加しています。
2017年5月にスペインのバルセロナで行われたコンテストの最高峰といわれるSTREET LEAGUEでは、世界トッププロたちも参加する中で日本人初の3位となりました。
2020年東京オリンピックでの活躍とメダル獲得が期待されています。

【池田 大亮(いけだ だいすけ)】
生年月日:2000年8月4日
身長:167cm
体重:55kg
出身地:東京都

グーフィースタンス、バーチカルからストリートまで幅広く乗るオールラウンダーです。

父親の影響で2歳の頃からスノーボードをしていましたが、4歳の頃からスケートボードを始めました。
2011年AJSAプロツアーのマチュア部門バーチカルで優勝、2015年にはマレーシアの国際大会でも優勝しています。
AJSA2016年度の国内ランキングでは1位、2017年4月に初めて行われた日本選手権のストリート種目で優勝しました。
2020年東京オリンピックに最も近い選手として注目されています。

【池 慧野巨(いけ けやき)】
生年月日:2001年4月29日
身長:155cm
体重:40kg
出身地:和歌山県

レギュラースタンス、種目はストリートを中心としています。
Almost、DVSなどとスポンサー契約しています。

7歳からスケートボードを始めました。初の東京遠征となった大会で挫折後、父親
が実家の庭40坪に専用のスケートパークを設置して猛練習したそうです。
2012年AJSA全日本アマチュア選手権で4位となってプロとなりました。
2015年AJSAプロツアー最終戦を優勝しました。2015年G-SHOCK REAL TOUGHNESSは日本チームとして優勝、2016年は個人優勝もしました。

小柄な体からは想像を超えたビッグトリック(大技)や難度の高いトリックを決めるなど超絶スキルを誇ります。
現在は日本国内から世界へと活動を広げています。

【平野 歩夢(ひらの あゆむ)】
生年月日:1998年11月29日
身長:160cm
体重:50kg
出身地:新潟県

2014年ソチオリンピックのスノーボード(ハーフパイプ)銀メダリストです。
プロスノーボーダーですが、2017年5月に2020年東京オリンピックにスケートボードで出場を検討していることを明らかにしました。

父親はスケートボードパークの専用施設を経営し、兄の平野英樹はプロのスケートボーダーです。
平野選手自身も4歳の時にスケートボードを始めてからスノーボードを始めました。
小学4年生でBURTON(スノーボードの大手ブランド)とプロ契約、国内だけでなく国際大会でも上位の成績をおさめ、2013年Xゲームでは銀メダルを獲得し、史上最年少のメダリストとなりました。

スノーボードは雪の降らない夏にスケートボードで練習するなど共通点が多いスポーツです。まずは2018年平昌オリンピックで金メダル獲得に集中しますが、その後正式に挑戦を検討するそうです。

海外ではスケートボードとスノーボードの両方で活躍している選手もいます。
日本でも過去に橋本聖子(スピードスケート/自転車競技)をはじめ夏季・冬季オリンピックに違う競技種目で出場した先例もあるので、十分可能性がありそうです。
スケートボードで出場する場合の種目はパークになる見込みです。

東京オリンピック2020 スケートボードの日本代表選手候補は誰?女子

【中村 貴咲(なかむら きさ)】
生年月日:2000年5月22日
身長:153cm
体重:53kg
出身地:兵庫県

レギュラースタンス、種目はパークです。

サーフィンをしている父親がその練習のため、6歳の時にスケートボードを習わせたことがきっかけで始めました。
8歳の時に大人も参加する「VERTMEETING」という国内大会のバーチカル種目で優勝しました。2011年AJSA全日本レディース選手権も優勝し、数々の国内大会で優勝・準優勝といった好成績を残しました。

2014年からはアメリカで開催されたU14の国際大会に初参戦し準優勝という快挙を成し遂げました。その後、世界最高峰のUS OPENへ招待され6位となりました。
2016年にはアジア人初のスケートボードでXゲームを優勝しました。
世界レベルの実力と実績から、2020年東京オリンピックでは金メダル獲得の期待がかかっています。

【西村 碧莉(にしむら あおり)】
生年月日:2001年7月31日
出身地:東京都

レギュラースタンス、種目はストリートです。

スケートボード好きの父親の影響で、幼い頃から家にスケートボードがあり親しんでいました。3姉妹の末っ子、弟が一人いて全員スケートボードをしています。
西村詞音は次姉です。

8歳からスケートボードを始め、2012年・2014年・2015年のAJSA全日本レディースを優勝しました。
2016年からは国際大会にも出場し、Xゲームでは8位、世界最高峰のSLS大会で5位となりました。
2017年4月に初めて行われた日本選手権のストリート種目で優勝しました。

姉妹で2020年の東京オリンピック出場とメダル獲得を目指しています。

【西村 詞音(にしむら ことね)】
生年月日:1998年11月29日
出身地:東京都

種目はストリートです。

西村姉妹は女子選手には珍しくハンドレール(手すり)でのトリックを得意としています。練習のモットーは“常に反復練習”だそうです。

2013年AJSA全日本レディースで優勝しました。
同大会を2014年は3位、2015年は準優勝しました。

 

まとめ

世界中の若者に人気のスケートボード、今回ご紹介した日本人選手は10代から20歳前後までです。他の競技に比べると若い選手が多いのが特徴です。
世界的に見ても低年齢化は進んでいるそうなので、2020年東京オリンピックの頃にはまた新しいスター選手がでてくるかも知れませんね。

以上、「東京オリンピック2020 スケートボードの日本代表選手候補は誰?(男女別)」でした。

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