2020年、東京オリンピックの聖火リレーのルート予想!

投稿日:2017-06-22 更新日:


オリンピックといえば、本大会が始まる前に開催国内で聖火リレーが行われます。聖火リレーは約100日間かけて国内を走ります。多くの人が実際に見ることが出来て、オリンピックを身近に感じることができそうですね。

今回は、2020年東京オリンピックの聖火リレールートについて、そして1964年大会のルートとの比較を併せてご紹介します。

2020年、東京オリンピックの聖火リレールートは?

聖火はギリシャのオリンピアで太陽光線と凹面鏡を使って自然発火させます。それをトーチで採火して、専用のランタンに入れ空輸で開催国である日本へ運ばれます。

日本へ到着した聖火はリレー形式で国内を回って、開催都市である東京をゴールとして目指します。2017年6月現在、ルートはまだ正式発表されていません。

現在決まっていることは、2020年の東京オリンピックの聖火リレーは、47都道府県すべてを回る方針と、約100日以内に行うということです。

その上で、聖火リレー検討委員会の会合では「世界遺産や過去の五輪施設のほか、多様な地域を回るべき」という意見が出ているようです。
また、東京オリンピックのテーマの1つに“復興五輪”があることから、森喜朗会長は、“優先的に被災地を回り、開催都市の東京都内も重点的に巡ることが望ましい”という見解を示しています。

スタート地点については下の2案が検討されているようです。

・1964年の東京オリンピックと同様、沖縄から出発する
・東日本大震災の被災地から出発する

検討委員会では聖火リレーの日数やルートの選定、人選などの一定の基準を固めたものを都道府県側に示し、具体的なルートやランナーの選定などは都道府県側が行います。

2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は、聖火リレーのコンセプトを2017年8月までにIOCへ提出する予定です。

オリンピック開幕1年前となる2019年夏には、聖火リレーのルートの大枠が発表される見込みです。

1964年の東京オリンピック聖火リレールートとの比較

1964年の東京オリンピックの聖火リレールートについては、JOC(日本オリンピック委員会)の公式ページにその記録があります。

東京オリンピックのための採火は、1964年8月21日にギリシャのオリンピアで行われました。開会式のおよそ2か月前にあたります。
その後、空輸で11カ所の中継を経て9月7日に沖縄に到着しました。

沖縄を通過した後、9月9日に3カ所へ空輸され4つのコースに分かれてそれぞれ東京を目指すルートとなりました。

〇第1ルート(期間:9月9日~10月9日)
九州を大回りしながら、中国や近畿の日本海側、北陸を回り甲信越、神奈川県を経て東京都に到着するルート

九州(鹿児島、熊本、長崎、佐賀、福岡)→中国(山口、広島、島根、鳥取)→近畿(兵庫、京都)→北陸(福井、石川、富山)→甲信越(新潟、長野、山梨)→神奈川→東京

〇第2ルート(期間:9月9日~10月8日)
九州は2県のみで四国全県から瀬戸内を回り、近畿や東海の全県を経て神奈川県から東京都に到着するルート

九州(宮崎、大分)→四国(愛媛、高知、徳島、香川)→岡山県→近畿(兵庫、大阪、和歌山、奈良、京都、滋賀)→東海(三重、岐阜、愛知、静岡)→神奈川県→東京都

〇第3ルート(期間:9月9日~10月7日)
北海道から東北地方の日本海側から北関東の内陸部を経て東京都に到着するルート

北海道→東北(青森、秋田、山形)→新潟県→関東(群馬、埼玉)→東京都

〇第4ルート(期間:9月9日~10月7日)
北海道から東北地方、関東地方の主に太平洋側を回って東京都に到着するルート

北海道→東北(青森、岩手、宮城、福島)→関東(栃木、茨城、千葉)→東京都

聖火の地上リレーの総距離は6,755km、総区間は4,374区間でした。

日本列島の北と南から4ルートに分かれて回った聖火は、一旦、東京都庁の知事室に安置されました。そして開会式前日の9日の夜に皇居二重橋前で集火式によって一つとなり、開会式当日に皇居前から国立競技場までの約6.5kmが聖火リレーされました。

1964年の聖火リレーでも全都道府県を回ることは決定していました。

沖縄がスタート地点に選ばれた理由の一つには、当時の沖縄がアメリカの占領下にあったからもあるでしょう。沖縄へ行くのにパスポートが必要だった時代です。アメリカの占領下だったので懸念もあったようですが、沖縄が日本体育連盟に加盟していたことでスタート地点に決定されたようです。

ちょうどその頃、日本本土への復帰運動がピークの頃ということもあり、沖縄の人々は聖火リレーの為に入念な準備をして待っていたそうです。沖縄でスタートしたことには、とても意味があったんですね。

2020年の聖火リレーのルートがどのようになるかはまだ発表されていませんが、現在のIOCの主なルールでは“聖火は分けて運べない”とあるようです。

つまり、1964年のように4ルートに分けて都道府県を回ることは難しそうです。およそ100日間かけての聖火リレーということなので、前回よりも日程的に余裕はありますね。

 

まとめ

聖火リレーが始まるとオリンピックがいよいよ近づいてきた!と実感できそうです。

47都道府県を全てで行われるようですので、実際に走っているところを見られる可能性も十分あります。気になる聖火リレーのルートは、開催1年前となる2019年の夏頃に発表されるようです。正式な発表が待ち遠しいですね!

以上、「2020年、東京オリンピックの聖火リレーのルート!」でした。

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